デジタルとクリエイティブ、ビジネスを複合的に学べる大学として開学15年を迎えたデジタルハリウッド大学。アートアンドサイエンスは同校の学生募集ブランディングプロジェクトに参画。キービジュアル、入試概要や募集要項といった入試ツール、オープンキャンパスに用いるノベルティなどのデザインを手がけています。
「デジタルトランスフォーメーションによって大きく変化し続ける社会で、人間の創造性こそが益々重要となる」と考え、教育現場で実践している同校ですが、世間の認識としては「クリエイティブな実践的スキルが身に付く」といった実務作業的なイメージに留まっているという課題を見出し、「人間にしか生み出せない喜びや楽しさを創り出す人材を輩出する大学」という本来のあるべき姿を打ち出す必要性をクライアントとともに認識。ディスカッションや学生へのインタビューなどを重ねてブランディングプロジェクトを推進しました。
「デジタルクリエイティブにおいて、大学は今や絶対的な権威ではなく、才能やセンスは学生たちの中にある。デジタルハリウッド大学は、デジタルネイティブたちの中に眠る才能が解き放たれる場であり、その解き放たれた才能が集まってムーブメントや新しい力を生み出していく。」と同校の価値を再定義し、デザインコンセプト「The forces of digital natives unleashed.」を開発しました。
キービジュアルはこのコンセプトを基にして、学生たちの個性溢れる才能の集合をさまざまな形で表現。プロジェクトのキーファクターは色であると考え、他大学との識別性を高めながらデジタルネイティブの存在感を感じさせる黄色をキーカラーとして設定しました。
季節ごとに行われるオープンキャンパスのwebサイトやノベルティ、入試ツールといった高校生とのタッチポイントでは、キービジュアルを中心としてVIを徹底的に統一しています。
学校ブランディング