(NTT docomo)
ショッぷらっとは、NTT docomoが提供するO2Oアプリです(2016年7月サービス終了)。ユーザーが加盟店に来店するとビーコンに反応したスマートフォンから手軽にポイントを貯めることができるサービス。ユーザーへの体験型コミュニケーションと、加盟店への送客支援サービスを提供価値として、ユーザーとクライアント双方への認知と利用の促進プロジェクトを進めていました。
アートアンドサイエンスは、アプリの「ポイントを集める」という目的とタッチ操作の気持ち良さがユーザーに直感的に伝わることを重視し、ショッぷらっとの印象的なキービジュアルを強調してユーザーの導線に張り巡らせるブランドコミュニケーション戦略を提案しました。
アプリの持っている、カジュアルで分かりやすい世界観を伝えるクリエイティブを、POPやリーフレット、Webサイトや電車広告(トレインチャンネル)などの媒体に展開し、アプリの持つ操作性や楽しさで、競合するO2Oアプリとの差別化を図りました。
デジタルコミュニケーションがますます発展する中で、あらためて顧客接点の多様化施策が重要になっています。しかし、従来型コミュニケーションでは、企業と顧客の直接接点は「広告」や「製品」というメディアに限定されることが多く、「理解促進」も「リサーチ」も「購買」も「配送」もサードパーティが行うため、一貫したブランド体験を感じさせることが難しく、ブランドへの意識を高めることができなくなっています。
デジタルサービスでは特に、そのブランドとの日常的なインタラクションを増やし、その企業や商品サービスとの共有体験を積み重ねていくことが重要です。タッチポイントを幅広く細かく設定し、ユーザーにブランドの世界観の体験を提供し続けることがブランディング戦略のキーポイントとなっています。
本プロジェクトにおいては、アプリへのオリジナルコンテンツ配信を積極的に実施。アプリ活用をテーマにしながらも純粋に読んで楽しめる漫画コンテンツや、ブランドターゲット・ユーザーに実際の店舗でアプリを体験して貰ったレポート記事などをオリジナル制作。ブランドとの接触機会を増加させ、デジタルコミュニケーションでブランドの体験性を補完するためのメディアとしてアプリを再定義しました。
サービスブランディング